理念実現のためにやり抜く力を磨くことで、会社も人も成長する。
経営し続けるには経営数字的には黒字経営であること、キャッシュフローにおいて資金ショートを起こさない事である。
経営現場においては、経営を継続するには社員のモチベーションを維持・向上させること、お客様をはじめとする各ステークホルダーとの信頼関係を構築し、継続させることが非常に重要である。
社員のモチベーションを向上させるには、社員が自社の事業を通してワクワク感を持ち、自身の生き方に良い影響を与えることができる、また自身の成長にプラスになると確信を持てることが重要である。
そのためには、経営の原点である「何のために経営するのか?」「我が社は、どのような事業で社会に貢献するのか(社会課題を解決するのか)?」を突きつめて考える必要がある。自社の事業に誇りを持てることは、幸せな事であり、やりがいを感じることにつながる。
考えたら、あとは実行あるのみ。実現するまでとことん実践する。
試行錯誤を繰り返しながらでも、途中で諦めずに取り組むことで組織内のノウハウは磨かれ、成果へとつながり、ノウハウが定着する。この繰り返しが企業を成長させ、社員を逞しく育てることになる。
その過程で必須となるのは、社員の共感力を育てていくことだ。
共感力は自ら磨かれていくのか?環境によって育てられるのか?微妙なところであるが、人によって違うことが考えられる。(感性・感受性の高い人と、マイペースで他人に影響を受けにくい人では、共感力の高め方も違うだろう)
多様性が謳われ、求められる社会にあって、企業経営の根幹である「経営理念」への共感、理念実現に向けて取り組むことによって得られる達成感、そこから湧き出る高揚感等にも多少の違いが出るのは致し方ない。
しかし組織風土として徹底して考える・実行する、という土壌をつくることが経営者の大きな役割であろう。
是非、経営理念の浸透、理念実現への取組み、成果が出るまで諦めない組織風土の醸成を目指して取り組んでいきたいものである。
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明
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