知の巨人といわれた「故・渡部昇一(上智大学教授)」は学生によくこういう質問をされたそうです。
「ゾウから鼻を取ったらゾウでなくなる
キリンから首を取ったらキリンでなくなる
では、人間から何を取ったら人間でなくなるか」 (『致知』2022年9月号)
皆さんは何と答えるでしょうか?
『致知』では「それは心である」と答えています。
確かに、人間に心があるから、「幸せ」を感じると思うし、他人に寄り添い「温かい社会」を築いていけると思います。
昨今の世知辛い世の中を見ると、ある種の寂しさを感じますが、諦めるわけにはいかないと思います。
詩人の坂村真民は人間に期待し、次のような「こころ」という詩を詠っています。
「こころをもって生まれてきた、
これほど尊いものがあろうか。
そしてこのこころを悪く使う、
これほど相すまぬことがあろうか」
じっくり噛みしめたい詩です。
人間の本来の姿を探求し、優しい社会、厳しくても夢と希望の持てる社会創りを志していることが感じられます。
私たち一人ひとりが利他を心掛け、自分だけの利益を抑えながら、他人・社会への貢献を意識した行動をとることで社会が良い方向に向かうのではないでしょうか。
心を素直に「利他」を心掛けることによって、住みよい、幸せな社会を築くことが可能となると思います。
現代社会の「ひずみ」を正し、皆が活き活きと暮らせる社会の形成を目指し、自分自身の 「こころ」を磨き、人間力を高め・魅力ある人間になりたいものです。
常日頃から、一日一善を心掛け、小さなこと・自分に出来る事を積み重ね、周りが楽になるよう「はたらく<働く>」ことを心がけましょう。みんなの幸せのために!!
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明
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