前回の「理念経営⑩」で原点回帰について述べた。
中小企業を活性化し、成功を探求する経営誌『理念と経営』12月号に以下の記事が掲載されている。是非参考にしたい!!
パナソニックホールディングスの終身客員木野親之氏(2022年4月22日永眠)は松下幸之助氏との会談での内容をこう述べている。
『原点に戻れば、必ず答えは出る』
幸之助はこうも言っています。
「無理だから祈るんや。できないから祈るんや。不可能だから祈るんや」
その祈りとは何かというと、経営理念を何度も何度も思い起こすことです。もちろん、経営理念が悪ければ逆転はできません。良くない理念にいくら祈っても答えはでない。しかし、本当に心血を注いで、自分の気持ちをすべて注ぎ込んでつくった経営理念なら、それはもうその人の命です。その命に祈るのです。
思い出してみてください。経営理念をつくるとき、ものすごく興奮してつくったはずです。
普段はもうそれを忘れてしまっている。
しかし祈ることでそれを思い出すのです。経営の原点に戻るのです。
原点に戻りさえすれば必ず答えは出ます。
経営理念は、自分の命、ある意味では自分の命以上のもの、自分のなかの神様かもしれないのです。なぜなら、自分はこういう決意で会社をつくり、一生それに挑戦していくんだ、経営理念に自分を捧げるんだ、という思いが込められているからです。
どうでしょうか、経営者の皆さん、自社の経営理念をそういう思いで再点検し、原点に帰って、祈りながら、自社の再成長に向かって、全社員を引っ張っていくリーダーシップを発揮していきませんか。
必ずや、その先にお互いの幸せがあることを信じて!!
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明
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