「社員の元気!が会社の元気!」
CSDコンサルタンツでは、人生100年時代に
社員が生き生きと活躍できる会社づくりを目指し
健康経営に取り組んでいます。
CSDコンサルタンツが健康経営に取り組んでいる背景
■健康経営に取り組み始めたきっかけ
CSDコンサルタンツは現在、「経営コンサルティング」、「人材育成・組織活性化支援」、「健康経営支援」を主力3事業と
して活動しています。
なぜ経営コンサルティング会社が健康経営を導入したのか。
まずはそのきっかけについてお伝えします。
2010年代前半
2016年~2018年
2019年~
ハードワークによって、体調を崩す社員が複数出てきた
これまで経営コンサル業界は、ハードワークが一般的でした。
そのような業界において、生産性向上に向けた施策や社員の能力開発を行ってきましたが、社員の健康管理にまでは目が届いていませんでした。
その結果、ハードワークにより体調を崩す社員が出てきたことで社員の健康管理の重要性を痛感し、健康管理への意識が高まるきっかけになりました。
みんなのヘルスアクション創出にかかる事業所等支援事業
社内で健康管理の意識が高まる中、「みんなのヘルスアクション創出に係る事業所等支援事業(沖縄県健康長寿課)」を受託し、沖縄県内企業の経営者・社員の健康状態の実態を調査・分析することとなりました。
全死亡者に占める65歳未満(働き盛世代)の割合が全国ワースト1位の状態が10年続く実態は、中小企業・小規模事業者の多い沖縄においては事業継続に対する深刻な問題であり、経営課題と社員の健康課題がつながっていると考えるようになりました。
社内の健康経営、社外への健康経営推進支援の開始
これらの経験を踏まえ、まずは社内から、「社員を家族のように大切に考え健康管理に積極的に関わる健康経営」をスタートさせました。
社員一人ひとりが心身元気であればパフォーマンスが高まり、生産性向上や業績向上、定着率向上など会社の元気につながると考え、経営者が率先垂範し取り組みを続けています。
CSDコンサルタンツの健康経営推進体制
社長がトップに立ち、全体の意思決定をしつつ自ら行動変容し、率先垂範で社員をリードしています。
その下に男女二人の健康経営担当役員をおき、個別の施策に関する意思決定や社内規程の改善など実施します。
推進実行部隊は若手の男女2名が担当し、社内の取り組みの推進・情報発信・社員のフォローを行いつつ、あらゆる世代が活躍できるような社風実現のための取り組み提案を行っています。
健康経営で達成したいこと
社内で健康経営を推進し、社員一人ひとりの心身両面が元気になることで、仕事のパフォーマンスが向上して会社の元気(業績向上)につなげていきます。取り組みを社員の家族や取引先など社外へ広げていけば、沖縄県内の働き盛り世代の健康課題解決の一助となるだけでなく、経営理念に掲げている企業の成長、社会の成長につながると期待しています。
健康経営と関連した自社の具体的な経営上の課題解決として、以下の2点に焦点を当てて施策を展開していきます。
◎全社員のパフォーマンスの向上 (アウトプットの生産性UP、組織活性化、ワークエンゲージメントの向上に伴う業績向上)
◎生活習慣病の予防、リスク低減 (社員の高齢化に伴い、長く・いきいきと・公私にわたって活躍するための健康管理)
予防医療視点のセルフケアとセルフチェック!
〈CSDが考える健康維持増進(予防医療)について〉
以上のことから、弊社では以下の3点に重点をおき、日々のセルフケアに取り組んでいます。
①栄養:細胞に必要な栄養を取り込む → 日々の食事の内容、摂り方の指導
②血行:細胞に酸素と栄養を届ける → 血管ケアの体操
③代謝:酸素と栄養をエネルギーに変える → 代謝アップの運動
また、体の現在の健康状態把握や将来の健康課題予測、そしてセルフケアによって体がどのように変化したかを確認するため、医学博士が監修した独自のセルフチェックシステムで全社員が月に一度カラダと生活習慣を測定し、専門知識を持った社内のスタッフと一緒に振り返りと目標設定を行っています。
CSDコンサルタンツでは、全社員で以下の①~⑤の取り組みを毎日、毎月行うことで健康に対する意識を高め、社員一人ひとりの行動変容と健康維持増進に努めています。
①毎日朝礼で血管ケアの「万歳ストレッチ」を行う
②毎日朝礼で代謝アップのための「腕振り体操」を行う
③栄養を細胞に届けるため、食事のとき「一口ごとにお箸を置き、よく噛んで食べる」【推奨】
④代謝アップのためエレベーターではなく「階段利用」【推奨】
⑤毎月一回、自分の健康状態を確認できる「Dr.セルフチェック」を受診し、社内の担当者と一緒にふりかえる
人間のカラダは約60兆個とも言われる細胞からできています。
細胞ひとつひとつを元気にすることが、日々の不調改善から病気予防、老化対策につながります。
つまり「元気で健康で若々しいカラダ」の実現が、健康維持増進とパフォーマンス向上の源となります。
細胞ひとつひとつを元気にするためには、細胞に「酸素」「栄養」を適切に届け、エネルギーへと「代謝」する必要があります。
細胞に酸素と栄養を運ぶのは「血管」です。
【CSDコンサルタンツの日々の取り組み】
その結果、2019年~2021年の2年間で、以下のような成果が出ました。
生活習慣病に密接に関わり、2年間何もしなければ加齢に伴い悪化することが予想される項目に確実な改善が見られました。
さらに沖縄県においては期間中コロナ禍の長期的な自粛要請で運動機会が減少し、在宅勤務・巣ごもり・家飲み等の要因を抱えながらの数値の改善となりました。
【前年度の取り組みの振り返り】
前年度は、社員それぞれの健康課題に対して行動変容を促進するために、以下の取り組みを実施しました。
1)社内を3つのチームにわける
2)チームごとに健康課題改善のための行動変容目標を設定する
3)各チームは月に1~2回ミーティングをもち、お互いの取組状況を共有する
4)各チームの目標と毎月の取組状況を可視化する
5)年度末に目標達成の結果集計をして発表する
※社内での達成率60%を目標とする
以前までの個人任せの目標管理から方針を変え、チームの力で支え合い、健康課題解決に向けた行動変容を目指しました。
結果は目標達成率50%と未達に終わり、改めて業務以外での自助努力による行動変容の難しさを痛感しました。
しかし、目標達成に向けて定期的にチームで集まったことにより、運動・体操の習慣が新たに定着する等の良い変化もありました。
生活習慣に関するアンケートを実施した2022年度から、運動習慣を持つ社員の割合が徐々に増えてきています。
生活習慣に関する社内アンケート (2022年~2024年比較)
前年度の反省として、チームによって活動状況にバラつきがあったこと、目標達成度の設定が分かりにくかったこと等がありました。
そこで、今年度に向けての改善方針を以下のように定めました。
①個人よりチームでの取り組みの方が健康課題解決に向けて行動しやすいことから、社内を3つのチームに分けて活動する方針は継続。
②目標達成/未達成がより明確になるよう、指針は「数値」に統一する。
③健康課題改善目標のテーマを任意にすると、実際の優先課題から逸れる恐れがあるため、次期は組織全体の健康課題を解決目標とし、
行動内容は各チーム任意とする。
④チームのリーダーシップ、フォロワーシップともに課題があるため、それぞれの主体性を引き出すためのリーダー会議を定期的に行う。
【今年度の社内の重点課題と実施施策】
1.「腹囲」の改善
2023年度の健康診断の結果、事業所としての健康課題を「腹囲」と特定されました。
社内には腹囲の基準値(男性:85cm、女性:90cm以下)を超える社員が4割おり、健康状態の悪化や疾病の発生が懸念されます。
そこで、目標を以下のように定めます。
→ 目標:基準値オーバーの割合を4割から2割に減少させる。
〈目標達成のための実施施策〉
1)毎月、経営者を含む全社員が体重・腹囲・血圧・体脂肪率などの健康関連の数値を測定し、自身の健康課題を把握する。
2)そのうえで社内を1チーム3~4名の3チームに分け、全チーム「腹囲を基準値内にする」ことを目標として各チームの
取り組み内容を設定する。
3)毎月各チームミーティングを持ち、本人の同意を得た上で進捗状況を確認する。進捗状況はチームリーダーが会社に報告し、
掲示板に当該月の各チームの進捗状況が示される。
4)10月に中間報告と軌道修正、2月末に本年度の結果を報し、3月には健康経営全体の取り組みをまとめて評価し、改善策と
次年度の方針を策定する。
2.健康経営の成果としての組織活性化をより実感できる会社へ
働きやすさ・働きがいのへの対策の結果、組織活性化や各人のパフォーマンス向上につながっているかが重要です。
社内アンケートによる生産性自己評価には個人差が大きく、平均点は以下の通りでした。
(Q.働く際のモチベーション、作業効率、アウトプットの質・量について自分の生産性に点数をつけるとしたら? (100点満点) )
2021年:54.5 点
2022年:69 点
2023年:54 点
自己管理や環境改善によるパフォーマンス改善・向上の意識をより高める必要があります。
そこで、目標を以下のように定めます。
→ 目標:生産性自己評価を全員60点以上に引き上げる。
〈目標達成のための実施施策〉
1)新たに「パフォーマンス振り返りシート」というツールを独自に作成。
2)経営者・全社員は毎月の健康チェックの際にシートを使って自らの1か月の仕事のパフォーマンスを自己評価し、担当者へ提出する。
3)担当者は各員の評価結果をフィードバックシートに入力して返却。
4)各員は自己評価に基づき当月の改善施策を立て、実行する。
5)毎月1)~4)を繰り返し、2月末の社内アンケートでは全員が自己採点60点以上となるよう目指す。
【健康経営の取組による成果】
健康経営を通して健康に向き合う時間を多くつくることで、社員の健康意識が格段に高まり、自他の健康に配慮する社風の醸成され、生活習慣も改善されてきています。
また予防医療の理論を学んだ担当者からのカウンセリングや情報提供を受けることで自分の健康を管理するヘルスリテラシーが高まっています。その結果、日々の不調の改善や軽減、体調不良による欠勤の減少につながっています。
そして健康経営の一環としてメンタルヘルスのサポート、ワーク・ライフ・バランスの適正化のための社内規定の改定、社員間のコミュニケーション促進等に取り組むことにより、働きやすい職場環境の整備が促進されています。
組織が活性化してきた結果として、2022年度には業績が前年対比130%となりました。
今後とも心身の健康状態向上と組織活性化のための健康経営を続けていきます。
(2024年10月更新)